研ぎの練習用に入手したものです。練習中に、町工場で、ステンレスを鍛造する高橋刃物を知り、入手したものの一つです。残念ながら、高橋刃物はその時すでに廃業を決めており、量産されることはなくなっていました。
廃業に向けて残った鋼材で、造られる包丁と販売店の在庫のみでした。
高橋刃物では光、特光、特上４３、極上、本焼きに、日本鋼、安来鋼、青紙、白紙の製品があります。
この包丁は極上光です。高橋刃物の最高の包丁です。
鋼材はダイス鋼か、金型鋼らしいのですが、はっきりしないようです。もともと本数が少ないので、極上シリーズはオンリーワンです。
この筋引も完成を待って入手したものです。ツバ無しなら造れるとのことでしたので、つば無しでお願いしたものです。使用には全く困りません。
高橋刃物は無骨な造りの包丁が多いのですがこの包丁も無骨な造りです。
この包丁は研ぎの練習にはもったいなくて砥石をあてていません。

入手が大変だったのでコレクションにしていました。
研ぎの練習をしなくなりましたし、使う機会がないので手放します。
極上シリーズは光シリーズに比べて錆びやすいとのことでしたので、錆には注意しています。
元箱は比較的きれいな状態です。