6連サドル、L型トーカイオリジナルテールピース、ジョイントプレートのフェイクのナンバー打刻の仕様ですので、82年製で間違いないと思いますが、前後1年くらいのズレがあるかもしれません。18年ほど前に『ジャパンヴィンテージ』というシンコーミュージックのムックの東海特集やテレ特集の号で解説しておきましたが、この時期はフェルナンデスとのレプリカ競争のため、細かなところは毎年のように仕様が変わりました。カタログのスペックと現物のスペック（パーツの仕様)が違うというようなこともザラでした。在庫のパーツで組んだりすることもあったようです。フェルの低価格帯モデルは東海で作っているものが多かったです。東海は83年まではコピー度よりプレイヤビリティを優先して、こんなテールピースやサドルにしてました。また、指板のアールもフェンダーより少し緩やかになってます。フェルのRTEやRSTはそこも忠実に再現していました。 RST80の54モデルや東海のこのTEのテレキャスなどのヘッド裏は、なんとも言えない曲線美で、少なくとも84年くらいまでのものはフェンダーのオリジナルのヴィンテージものにも劣らぬ手仕事ぶりです。できれば6枚目のヘッド裏画像を拡大して鑑賞していただきたいです。 ヘッドロゴが削られている点、指板がスキャロップ加工されている点はご了承の上ご検討下さい。ネックは弦を張らない状態でほぼ真っ直ぐくらいにロッド調整しておきました。フレットも8割は残っています。PUやコントロール類全てオリジナルで正常です。ボディの右肘が当たる部分など塗装剥げがありタッチアップしてありますし、小さな当てキズもありますが、まずまずの状態です。 新しい弦を張って、ダンボールに梱包して着払いで発送いたします。