ニンジャの短刀をイメージしたナイフをデザインをしてくれないか・・

久山氏に米国バリソン社からそう依頼があったのは８０年代後半でしょうか。久山氏は「こんなモノかな・・」と言う感じで軽くスケッチ程度のデザインを送ったそうです。そるとなんと後日、そのデザインを忠実に再現したモデルが市場に出ました・・それがこのモデルです。「私には事前に何の連絡も承諾もなかったのです、驚きましたよ・・」 先日このモデルについて久山氏に尋ねてみるとこのような話でした。そして本人に無許可で販売をしたことで業界内ではいろいろとあったようです。

当時米国ではまだサムライやニンジャといったものに関して現在の様にカルチャーとしての認識はほとんどなく、短刀＝TANTOという物のイメージも意味も知られていなかったのでしょう。その時代において久山氏のこのデザインを見た当時のメーカーの衝撃は相当なもので、かなりのインパクトがあったと予想できます。まさに「短刀」をナイフに実現させたといえる、これぞ「久山オダ」といえるブレードのデザイン。切っ先のカーブはナイフとカタナの切っ先を見事に融合しています。そして小判型のヒルト、と言うかツバは忍者の刀ライクです。さらにラバー(ゴム)製のハンドルには曲面の段差を付けながら中細りになっており、尻の部分にはチェッカーが入っています。忍者のイメージが強烈に目にささります。

また、全体を眺めてもブレードと柄の長さのバランスがとても好きですね。シースはBUCK社のナイフのような銃のホルスターをイメージした黒い厚いレザー製のハンティングタイプで、一般的に出回っているブレード部分のみを覆うコンバット仕様とは異なります。製作はＧサカイと言うのもオモシロく、とても状態のいいモデルです。ブレードには一部錆びや当り痕があります。刃先に使用感はなく、恐らく未使用と思われます。ラバーのハンドルに劣化はほとんど見られません。しっかりとした重みがあり、ヒッティングも出来るでしょう。鞘にはキズやヘコミがありますが切れやネジレはありません。箱などは附属しません。一本限定品 全長270、刃長150、刃厚約4.8mm、重量約205/275鞘共g＜この商品は弊社サイトでも販売しているため、出品が中止される場合があります。なお入札があった場合はこちらのヤフオクを優先して扱います。また現在弊社サイトにて久山作、柳刃八寸五分、大切先を入荷し、販売しています。＞

オールド品につき、説明には無いキズなどが発見できずにある可能性があります。それらをご了承いただいたいた上でお取引はノークレーム、ノーリターンとさせていただきます。ご理解いただける場合のみ入札下さい。

当方では久山作のナイフ、包丁をはじめ、カスタムナイフ、オールド・ガーバーやガーバー・シルバーナイトのオールド品、バックナイフの旧品番などもアウトレット(WebOutlet)で多数扱っています。詳しくは ファスナーズ・メールオーダー・システム のホームページ https://www.fast-mos.com/ をご覧下さい。夜間、金曜の午後から土日、祝祭日、その他弊社休業日(ホームページで確認可)にはご質問、入札に対しての返答が出来ませんが、あしからずご了承下さい。＜11/23(祝)~27(日)の間は休業となります＞